
<作者さんからのコメント>
大好きなパン屋さんの軒先には、くるみの抜け殻?がたくさん。
ハートに見えて微笑しいですね。
テンセグリティ・宇宙とつながる自分関係
しばらく前のことになりますが、休日の午後、息子と東大構内を散策していた時、工学部の展示館がありました。
そこには様々な現代工学の展示がありました。その時、とりわけ目を引いた不思議な造形がありました。
そこには“テンセグリティ構造”と説明があったのですが、通常の構造物と違うことはわかるのですが、何がどう異なるのかその時は理解できないままでした。
その後、様々な機会に“テンセグリティ構造”という言葉を目にするようになり、興味を持って調べてみました。
すると、様々な存在が“テンセグリティ構造”で成り立っているらしいということがわかってきたのです。
まず、私達の身体が“テンセグリティ構造”でできているというのです。
ここでテンセグリティについて調べてみると、
テンセグリティ(tensegrity)とは、バックミンスター・フラーに提唱された概念であり、tension(張力)と integrity(総合)とを合成した造語。
とあるのですが、正直よくわかりませんね。
具体的には私達の身体でいえば、骨と筋肉のコラボレーションで私達は、立ったり、座ったり、走ったりできているのです。
当たり前のことのようですが、よく考えると、私達は、骨だけでは立つことはできません。筋肉だけでも立てないのです。
骨(圧縮剤)と筋肉(張力材)のバランスで立つことができているのです。
宇宙に目を向けると、月は地球の周りを回っています。月と地球がそれぞれ、圧縮材となって、月が地球を回る遠心力と月と地球の間の引力とが張力材となってバランスをとって安定しているのです。
この関係は銀河系でも、宇宙全体でも同じだそうです。
テンセグリティーは、最も軽くて丈夫な構造物として知られており、宇宙で使うロボットなどにも応用されています。
この“テンセグリティ構造”は質の違う圧縮材と張力材が繋がることによって、安定度、軽さ、柔軟性を備えており、自立しているのです。
このような、繋がることによって自立するという関係は、まさに自分関係にも通じる原理と言えるかもしれません。
この、テンセグリティーから、自分関係を深めていくと、より深い自分軸が確立できる気がします。
今週末の9月23日(土曜日)には“テンセグリティー・宇宙とつながる自分関係”と題してズームセミナーを行います。
テンセグリティーの不思議、宇宙の不思議、自分関係の不思議を学んでいきといと思います。
そして、皆さまが、より安定した自分軸を作る契機になれば、講師としてこれほど嬉しいことはありません。