NOという勇気
2021年9月6日号
リライフアカデミー講師・公認心理師 花形先生
《自己肯定感》とは、自分で自分をそのまま受け止める感情、《自分を愛する》とはその上で自分を大切にする行動を指します。
常に自分10の下、自分を愛することを大切にして、自分にYESと声がけすることを私たちは心掛けていますが、人に対してNOと言えてますか?
頼まれると中々断れない。
NOと言って嫌われたらどうしよう。
使えない人と思われたくない。
身近な人や大切な人からお願いされると尚更
『NOと言えない』ことが多いのではないでしょうか?
でもこれってまさに【他人10】
NOと言えない日本人と言われるくらい
私たちは油断すると相手のご機嫌を取ることに夢中になって、自分の機嫌をおろそかにしてしまうから、相手から頼まれると無理でもキツくてもいっぱいいっぱいでも、
『あ、はい、いいですよ』と言ってしまう。
自分に余裕があり、相手を手助けする余力がある場合はまだ良いけれど、
自分軸、自分10で考えて答えがNOならNOと言えることが、自分を愛する行動ですよね。
でもNOだからNOと言えばそれで良いのか、というと実際のコミュニケーショとしてそれでは不十分で、関係性を崩してしまうことになりかねません。
NOと言うスキルのコツは、実はその後につける《代替案》にあるのです。
『それはできません、ごめんなさい。
でも、●●日までで(○○を使って、◇◇と一緒で)良いなら可能ですよ。』
というように、《NO +代替案》式をマスターすることで大切な自分を安売りすることなく、他者との望ましい関係性も構築していくことができるようになります。
オボクリニックの集団精神療法である、【リライフアカデミー】では、コミュニケーションのSST(生活技能訓練プログラム)で、この【NOと言えるようになるトレーニング】も実践し習得していきます。
※ご興味ある方は於保先生の診察時にご参加可能かの診断も行っておりますので仰って下さいね。
NOと言う勇気を持って大切な自分を益々輝かせていきましょう。