映画のご紹介

 2022年9月26日号
リライフアカデミー講師 田中先生


 
こんにちは。リライフアカデミーの田中です。
今日は、 映画『幸せへのまわり道』をご紹介したいと思います。
アメリカの名優のトム・ハンクスが、実在した子ども向け番組の人気司会者フレッド・ロジャースを演じ、彼の取材をすることになった傲慢な雑誌記者が、彼との交流を通じて自身の抱える父親との葛藤を癒し、自分を許していく物語です。

思考優位でプライドが邪魔をして、自分にも周りにも冷たい先生だけで接してきたような記者の頑なな心は、フレッドとの対話によって気持ちを言葉にし、涙を流すうちに、いつの間にか変わっていきます。
一方で、常に穏やかそうに見えるフレッドにも、自身の怒りや家族関係と折り合いをつけるための自分時間が多く必要であることが語られます。

インナーチャイルドに寄り添い、自分の奥底にある本当に素直な気持ちに気づいて受け入れること。温かい先生を自分の中に育てていくこと。。
記者の中の大人の自分は、最初大いに抵抗するのですが、インナーチャイルドは少しずつ抑圧してきた感情を表現するようになり、大人の自分は必死に寄り添おうと振り回されることになります。
自分関係構築を信頼して取り組めるているフレッドと、戸惑うばかりの記者の対比のようにも感じられましたが、どちらもその人にとって必要なプロセスには違いありません。

自己肯定感やアンガーコントロール、身近な人たちとのコミュニケーションなど、リライフアカデミーでも取り組んでいる毎日取り組んでいるテーマが散りばめられた、ほっこり癒される一本です。
 
田中
 
 

 
 
ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。
 

 
人気司会者のロジャースさんと、傲慢な雑誌記者とのやりとりで、変わって行く雑誌記者が、涙を流すほど、心を揺さぶられて行く様子は、映画を見て無くとも、伝わってくるようでした。
誰の心の中にもある、本当に素直な気持ちに気づいて、受け入れること。温かい先生を自分の中に育てて行くこと。
と、ありました。自分の中で、大人の自分と、子供の自分とが仲良くなっているか。素直な自分を、常に受け止めてあげているか。自分の1番の味方は、自分自身でありたいと痛感しました。
 


 
幸せへのまわり道、今度の週末にでも鑑賞してみたいです。
インナーチャイルドを理解することができるでしょうか。
また感想を書かせて下さい。