なぜ『人と会話することが苦手』なのかを考える

2022年11月14日号
リライフアカデミー講師 土肥先生


 
リライフアカデミーの土肥です。
今回はメルマガで頂いたご感想にお答えしたいと思います。

今年の4月のメルマガで『初対面の方と会話する時の素晴らしいアイテム『天候』』というお話をさせていただきました。
簡単にお伝えしますと、会話の最初のとっかかりに天候の話をして会話を繋げてみようといった内容でしたが、そもそも『人と会話することが苦手』という方もいらっしゃるのではないかと思います。

それが初対面だと尚更緊張するし、話も続けられず、どうしたら良いのかと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

私も子供の頃人見知りでとても緊張しやすい性格なので大変理解できるのですが、そもそもなぜ苦手と思うのか。

理由は人によって色々あるかと思いますが、その中の一つに、どこかで『上手く出来ないといけない』と無意識に思っているからかもしれません。

そして他人軸になっていると、相手の顔色を伺いながら会話をしないといけなくなるので、とても疲れます。
相手がどう思っているのかを先回りして話すのではなく、自分軸で、自分主体で話したほうが疲れ方も少し変わってくるかと思います。

他人軸だと「やばい会話が止まっちゃった。気まずい。怒ってる?」
自分軸だと「さて次は何話すかな。今のうちに聞きたいこと聞こう」
みたいな感じに、気持ちの面で違うかと思います。

とはいえ自分から話す内容なんて無いって思う方もいらっしゃるかと思います。
私も自ら話し出すタイプではないのですが、その分人の話を聞くのは大好きです。

まずは聞き役に徹して、相手がもっている情報を引き出す作戦に出ても良いかもしれません。
人は誰でも話を聞いてもらいたいものなので、質問を投げかけて、入れそうな内容になったら「私もそういえば〜」という感じで間に入ってみても良いかもしれませんね。

リライフアカデミーではコミュニケーションの講座でみなさん取り組んでいらっしゃいますが、コミュニケーションは日々のトレーニングなので、身につくことで自信に繋がり、苦手意識も減ってくるかと思います。

そしてオボクリニックがよくお伝えしている『自分関係』が良くなってくると、「失敗したって良い、顔が赤くなっても良い、声が裏返っても良い、気まずくなっても良い、上手くいかなくても良い、私は会話が得意じゃないのだから。それもひっくるめて愛おしい。
こんなに苦手なことに自分から向かっていって、私って超偉い!!」

という気持ちが先に来るようになり、何度も失敗をしながらも前進していけるようになるかと思います。

そしていつの間にか『人と会話することが苦手』が、『人と会話することは普通』や、『好き』や『楽しい』などに変化していくと思います。私自身がそうでした。

学生の頃は人前に立つのが本当に苦手だったのですが、社会人になり仕事でプレゼンをしたり、セミナーやイベントで人前に立つようになり、リライフアカデミーで講師をすることで遂に乗り越え、会話の楽しさ、人前に立つことの面白さを知ることが出来ました。
自分関係が良くなると、見える世界が全く変わってくるかと思います。

まずはありのままの自分を受け入れ、認め、一番の味方になってあげることかもしれませんね。
そのためには自分関係を良くしていくことが、とても大切なことだと感じています。


土肥


 

 
 
ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。
 

 
人と会話するのが、苦手の理由の一つに「上手く出来ないといけない」と思うから、そして、「他人軸」になっているからとありました。
なる程と思う反面、そこを悩んでいる人は、「誠実」と思いました。
私は、人と話すのが好きで、何人かいると、中心ではなくとも、中心に近い所で話してるのが!楽しいと思います。
時に笑いを取ろうと、考えていたりします。ので、軽い人なのかも知れないと。
「人と話すのが苦手」な人は、辛いと思うかもしれませんが、そういう、誠実な自分と思って、ほめ、たたえて行かれたらと思いました。