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「意味」ってなんだろう
 
　皆様、いつもメルマガをお読みくださりありがとうございます。オボクリニックカウンセラーの藤田です。本年もどうぞよろしくお願いします。
　今回のメルマガは、「意味」についてです。ここ数ヶ月、「意味とは何か」を考えてきて見えてきた、藤田なりの考察です。文章力不足のため、もしかしたら抽象的で分かりづらく感じられるかも知れません。ゆっくりと、繰り返し読んでいただければと思います。
　昨年秋のコロナの落ち着いていた頃、友人がお遍路を行いました。四国88カ所を巡るアレです。結願（けちがん：お遍路を達成すること）後、友人がその日々を振り返り「意味に追いつかれないよう生きていきたい」ということを言っていて、ふと「意味ってなんだろう」と疑問を持ったのが、考えるきっかけでした。
　私たちは、何かの行動や体験について「意味があった（無かった）」と感じることがありますよね。カウンセリングでも、そうした話をしばしば伺います。誰もが考えることなく、当たり前のように話す、この「意味の有無」ですが、改めて注意深く思い起こしてみると、あることが見えてきました。それは、
 
『意味の有無は、行動の結果に左右される』
 
ということです。本当に意味があったかかどうかを判断しているわけではなく、自分が望んでいた結果や予想以上の良い結果を得られた時に「意味があった」と感じているだけ。同様に、「意味が無かった」も、望まない結果だった時にそう判断しているだけです。
　結果の出ていない、これからする行動について、「やって意味があるのかな？」と考えた経験は誰しも一度ならずあると思いますが、これはただ「自分が欲しい結果になるかな？」と同じ意味です。
 
 
さらに、意味についてもう一つ分かったことがあります。それは、
 
『本当の意味は後からやってくる』
 
です。過去のネガティブな体験や無意味に思えた出来事の中には、長い年月を経て、自分の成長に役立ったと実感させてくれるものもあります。きっと体験した当時は気付けなかったし、もし気づいても受け取ることはできなかっただろう、肯定的な意味。それは、自分が変わり、受け取れるように成熟したタイミングで現れてくれます。
 
 
　こうしてみると、「意味」というのは考えて見出すものではないのかも知れません。いま・ここ・自分を大切に過ごす日々を積み重ねることで、いつか、きっと、これまでの体験の持つ意味と出会えるのではないでしょうか。
『意味の有無は、行動の結果に左右される』『本当の意味は後からやってくる』
このフレーズが気に入ったので、もう一度書いてみました。良いこと書いた！と新年早々良い気分になれただけでも、今回担当させていただけた意味があったと思います。
 
えっ？意味なんか考えるなって？
 
皆さんのツッコミが聞こえてきそうです笑。それでは今回はこの辺りで失礼します。「意味」に溢れた読みづらい文章を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 
 

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